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ポリオ根絶に向けた日本・アフリカ間の対話を推進

ポリオ根絶に向けた日本・アフリカ間の対話を 推進:世界ポリオデーを前に、リエゾンが東京のアフリカ諸国大使館と協議

世界ポリオデーを前に、リエゾンは、世界的なポリオ根絶の最終段階における新たな課題や優先事項について、在京アフリカ諸国の大使館を訪問し、関係者と対話を重ねてまいりました。

この取り組みの一環として、リエゾンは東京にあるアフリカ諸国の大使館と一連の協議を行い、世界ポリオ根絶イニシアティブ(Global Polio Eradication Initiative:GPEI)が直面する課題の変化、特にアフリカにおいて循環型ワクチン由来ポリオウイルス(cVDPV)の集団発生が重要な課題となっていることについて意見を交換しました。ここ数か月、リエゾンのシニア・アドバイザーのウリシュミン・サバウヌ先生とリエゾンチームは、ナイジェリア、スーダン、コンゴ民主共和国(DRC)、カメルーンの各大使館と会談し、アンゴラ大使館とも連絡を取り合いました。協議では、世界的なポリオの疫学的状況、2020年にアフリカが達成した野生株ポリオウイルス(WPV)の根絶という歴史的成果、そして今なおアフリカ大陸全域で依然として続くcVDPVの集団発生の脅威に焦点が当てられました。

©UNICEF (Global Polio Eradication Initiative, World Polio Day 2026)

駐日ナイジェリア大使館との協議には、Abiola Sherifat Delupe公使参事官およびBadamasi Mohammed一等書記官/官房長が出席しました。リエゾンは、世界的なポリオ根絶の最終段階におけるcVDPVの影響に関する最新のデータと分析を共有しました。大使館側からは、共有された情報と提言をナイジェリアの関係当局に伝達するとの意向が示されました。

駐日スーダン大使館では、Elrayih Hyduob大使およびAli Mohamed Ahmed Osman Mohamed次席公館長が出席し、ポリオ根絶に関する公衆衛生上および人道上の課題の両面について協議しました。大使は、スーダンの治安状況が徐々に改善していることに触れ、今後の協力に関心を示しました。

コンゴ民主共和国大使館では、Lukumwena Nsenda大使およびKashongwe Nsimire Sylvie大使補佐が出席し、ポリオ根絶と保健安全保障に関する日本・アフリカ間の協力強化への強い支持を表明いただきました。また、アフリカ疾病管理予防センター(Africa Centres for Disease Control and Prevention)と、コンゴ民主共和国で日本国際協力機構(JICA)の支援を受けている国立生物医学研究所(National Institute for Biomedical Research)が果たす重要な役割についても意見が交わされました。その後、カメルーン大使館でも会合が開かれ、アフリカで依然として続くcVDPVの課題について認識を高めるための方策をめぐり、建設的な意見交換が行われました。

これらの協議を通じて、アフリカでは野生株ポリオウイルスの根絶が達成された一方、cVDPVの集団発生が、ポリオのない世界を恒久的に実現するうえで依然として大きな障壁の一つとなっているという共通認識が確認されました。また、外交を通じた連携、サーベイランスの革新、保健システムの強化、そしてアフリカ開発会議(TICAD)の目標に沿ったパートナーシップを通じて、アフリカ諸国と日本との協力をさらに強化できる可能性も強調されました。

世界ポリオデーに限らず、リエゾンは今後も、ポリオのないアフリカ、そしてポリオのない世界の実現に貢献する対話、パートナーシップ、ならびにアドボカシー活動を支援してまいります。